作業服は、それぞれの仕事に最適な機能性を重視した服の事で、その作業服を見れば職業が推定できるほど定着したものも少なくありません。建設現場等で見られる作業服では、仕事に応じたものを各人が着用し、色やデザインはまちまちで統一感がないケースが多いものですが、一方で工場等では揃いのユニフォームとして着用しているケースが多く見られます。ユニフォームは、その職場で同じデザインの衣服を着用する事で、見た目の統一感を与えると共に、職場の従業員の団結や一体感を醸成する役割も果たしています。また航空会社のキャビンアテンダント等、ユニフォームに憧れて、その職業に憧れを持つケースもあり、魅力あるユニフォームは優秀な人材を確保するための1つの要素として、無視できない事が分かります。
近年、景気回復基調の中で人手不足が顕在化しています。そんな中で、都心のビジネス街ではなく郊外に立地する工場の製造部門や事務職の女性も確保する事が困難になりつつあります。工場には、その立地と共にサービス業に比較して地味であったり、何となくダサイと言った若い女性のイメージがあり、こうしたイメージを払拭する1つのツールとして、若い女性が可愛いと思うようなデザインの女性用の作業服を用意する事は重要になって来ています。ユニフォームとしての作業服は、機能性、一体感の醸成を目的としたものですが、そこに人材確保と言う視点から、デザインや自由なアレンジができるようなお洒落感を要求される時代となっているのです。